吃音を持つことでつらいことはたくさんあります。今まで吃音には苦しめられてきた。良い思い出なんかない!という方もいるかと思います。僕もそうでした。
でもマインドひとつを変えるだけで、自分も変わることができます。ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
ちなみに、
この記事は吃音者の方にも非吃音者の方にも読んで欲しい記事です。
吃音者の方は共感できる部分が多いと思います(笑)
また非吃音者の方には、吃音特有のつらさや悩みがあるということを知ってもらえれば幸いです。
とりあえず、吃音者の方が嫌がること(場面)をいくつか紹介していきます。
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■目次
吃音者が苦手とする場面5選

自己紹介(大勢の前で発表)
これもう定番ですね(笑)
もしかすると、慣れていてどうってことないって人もいるかもしれません。僕はまだ抵抗があります。
学生の場合この試練は毎年やってきます( ^∀^)
でも高学年になってくると自己紹介がない年もあります。僕の場合、小学校では毎年ありましたね。中学2,3年、高校2,3年あたりはなかった気がします。。。
ちなみに自己紹介ないと分かった時の歓喜といったら言葉では言い表わせません(笑)
大人になると、初対面の人には名前を言わなくてはならない場面が出てきます。名を名乗るのは基本的な礼儀ですよね。でも吃音者はそれが苦手なんです。つい力が入って、緊張してるのかと思われてしまいます。
そして自分の名前すらスラスラ言えないことで劣等感が募ります。
突然名前を聞かれた時
今話したことに近いんですが、突然名前を聞かれた時は高確率でどもります。自己紹介はあらかじめ心の準備ができるかもしれませんが、これは突然のことなので焦ってしまいどもります。
僕が学生の頃はよく初対面の先生に「君、名前は?」なんて急に聞かれることがありました。
難発のため中々言葉が出てこなくて、変な目で見られた気がしました。これがまた悔しいんですよね。
電話
社会人の吃音者の方は電話が苦手という人が圧倒的に多いです。
電話越しでどもって声が出ないが為に、お客さんから呆れられて電話を切られることもあるそうです。僕らに悪気はないんですけどね…。
でも確かに吃音の事情を知らない人からすれば、お店に電話して返事が帰ってこないのは不自然に思って苛立ちますよね。
だからって電話の冒頭で「私は吃音者です。どもります。」と伝えたところで理解してくれる人が何人いるでしょうか。「なに言ってんの?」とか言われたらメンタルズタボロでしょうし、中々言えないもんなんですよね。
一番いいのが、電話だけは他の職員に任せることだと思います。そのような環境を整えてくれる会社も現時点では少ないと思いますが。
面接
面接もなっかなかの試練です。
吃音者からしたら面接は最悪だと思います。
面接って聞かれたことに対してハキハキ答えなければなりませんよね。
吃音者はどもるのでそれができないのです。
どもっても何かあるわけではないですが、まあ試験にはうかりづらいですよね。面接があることによって、やりたいこともできない人がいるかもしれません。
小学校入学試験で面接を設けているところもあります。中高一貫校ではだいたい面接があります。高校も面接があるところはあります。大学となると、一般試験経由でも医学部では面接を受けなくてはなりません。極め付けは就職面接ですね(笑)
つらすぎです^ – ^
挨拶
おはようございます。こんにちは。こんばんは。さようなら。お疲れ様です。失礼します。失礼しました。ありがとうございます。すいません。……。
日本語は色々挨拶がありますよね。日本の良い文化だと思います。しかし吃音者にはこれが苦痛になることもあります。
僕は感謝の言葉を重んじています。
僕は、どんなに小さなことでも何かして頂いた時は”ありがとう”を言いたいのです。
しかし”ありがとう”が出ないんです(^_^;)
吃音者で同じように”ありがとう”でどもっちゃう人がいると思います。つらいですよね。。
他にも、中学校では先生とすれ違うときに”挨拶をしろ”と言われていました。まあ当たり前だと思います。
でも出ないんです〜(/ _ ; )
特に部活の顧問と朝すれ違うんですよ。”おはようございます”の”お”が出なくて参りました。最後まで挨拶できなかった時は、先生から挨拶されます。
印象悪かったでしょうね〜。。
でもなんか、相手から挨拶されるとスッと言葉が出てくるんですよね。僕だけですかね。
吃音に夢を潰される…?

吃音はうまく発声ができないために、流暢にコミュニケーションがとれない障がいです。
世の中には円滑なコミュニケーションが必要不可欠になる職業がたくさんあります。
例えば、アナウンサーやパイロット。これらは吃音があっては致命的です。本当はなりたい職業でも、吃音のせいでできないものが出てきてしまうのです。
本当に吃音に夢を潰されているの?夢を潰している正体
僕は一時期絶望していました。なんで僕だけこんな目に合わなきゃならないんだろうと。吃音のせいでお先真っ暗じゃん!と何度思ったことか。
でも気づいていますか?ほとんどの夢を潰しているのは吃音ではなくて、自分自身なんですよ。
僕は吃音でも教師をやっている方や、医者をやっている方を知っています。
意外かもしれませんが、吃音で教師をやっている方は多いみたいですよ。また医者の吃音者グループがあるみたいです!九州大学病院に勤務する吃音当事者の菊池義和先生がそうおっしゃっていました。
吃音でもアナウンサーになっている人がいます。有名なので知っている方も多いかと思います。
その人物は”小倉智昭”さんです。
彼は舞台上だとどもらないことに気が付いて、アナウンサーになったみたいです。
そもそも夢を諦めた人ならこんなことしないですよね。自分から舞台に飛び込んだことでアナウンサーになることができたのです。
他にも吃音症で有名な方はいます。なんと総理大臣になっています。
それは“田中角栄“元総理大臣です。今はお亡くなりになりました。
彼は良くも悪くも大変有名な方です。経歴や功績など気になる方は調べてみてください^ ^
吃音症だからを理由に何も行動を起こさないのは非常にもったいないことです。もしあなたにやりたいことがあるならば、夢は諦めないでください。とりあえずやってみて、それでもダメなら考え直せばいいのです。人生何度でもやり直せると思いますよ。
終わりに
吃音症を患っているとつらいことがたくさんあります。現実逃避したくなることだってあると思います。実際に僕は現実逃避していました。吃音を理由に何もしようとしなかったのです。
自分から動かないと何も変わりません。じっとしていても吃音は治りませんし、現状も変わりません。
吃音は改善することもあります。大人になって改善される方もいます。
どのようにして改善したのか。実際に当人に聞いて改善方法を教えてもらいました!
それをまとめた記事がこちらの(吃音改善方法①|吃音を忘れる)になります。ぜひ読んでみてください!
それでも僕,私には無理だと思う方は、一度じっくりと考える時間をとってみてもいいかもしれませんね!現実逃避とは言いましたが、僕はその期間があったからこそ今があるのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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