【吃音体験談】今では電話が大好き

言友会で知り合った高橋さんから吃音の体験談が記されたお手紙をいただきました。

ブログでそれを紹介してもいいとのことなので紹介させていただきます。

尚、お手紙に書かれたそのままの文章を掲載します。

 

吃音で悩んでいる人はたくさんいて、あなただけではないんだよということを分かってもらえれば幸いです。

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高橋さんの吃音体験談

吃音が始まったのはよく覚えていませんが、多分、小学生の低学年の頃かと思います。

原因はいまだによく分かっていません。

吃音が遺伝に関係しているとすれば、私の父が人と話をする時、若干どもっていたように思います。

 

小学生、中学生を通じて一番困ったことはクラスで本読みをする時です。

これが苦手でとても悩みました。

今のように学校内に「話し方教室」などがあればどんなに助かったことか。

親,兄弟にその悩みを打ち明けたこともありますが、その答えはいつも同じで「落ち着けば必ず治る」の一点張りでした。

でも、それは無理はありません。彼らはどもりではないですから。

結局、自分の悩みを打ち明けても助けてくれる人はいなく、自分一人で悩むしかないと考える様になりました。

それと、大人になったら自然に治るものだとも思っていました。

 

その後、学校を卒業してからもミスが続きました。

一番悲しかったのは就職するときの面接で、自分の名前がとうとう最後まで出てこなかった事です。

これには参りました。

やっとある会社に就職できたのですが、ここでも吃音の障害は大きかったです。

朝礼の順番が2週間に1回ぐらいまわってくるのですが、ここでも言葉がなかなか出てこなくて大恥をかいてしまいました。

その他、商談や日常会話でも不便がたくさんありました。

その後、「これではいけない。どうにかしなければ。」と思い、民間の矯正所にも何回か行ったことがありましたが、あまり効果はありませんでした。

そして、インターネットか何かで吃音を電話で治す個人教室があることを知り、早速連絡しました。

結局、ここが一番参考になり、改善につながりました。

吃音とは単なるクセだから、”いいクセ”を身につけて治していくというやり方でした。

 

そのポイントは2つあります。

その1つは出だしゆっくり、オーバーなくらいゆっくり話すという事。

もう1つは緩急語といって、それ自体には意味のない”え〜〜”とか”あ〜〜”とかいった言葉を、言おうとする言葉の前につけて話すという事です。

私は今でも電話をする時、高橋の”タ”が出ないことがあります。

そんな時、必ず高橋の前に「もしもし〜」とつけます。そうすると120%”高橋”が出ます。

また、その後の会話もとてもスムーズになります。

以前、電話はとても苦手だったのですが、今はそんな訳で大好きになりました。

それと、吃音は非常にしつこいクセでありますから、すぐには治りません。

ですから、いいクセが身につくまで最初は無理をしないほうが良いと思います。

言いにくい言葉は避けたほうが良いでしょう。または、別の言葉を選んでもいいと思います。

無理をしてどもってしますと、それが深みにはまってしまいます。

「明るく元気に根気よく」が大切です。

 

私が定年まで勤めていた保険会社では随分と人前で話をさせられました。

よく21年間頑張ってこられたなと今、つくづく思っています。仕事の内容は、50〜60人いた女性外交員の指導です。

一番悩んだのは月に3〜4回あった研修会です。

一人で約1時間も大勢の人の前で話をしなければなりませんでした。

これは絶対に避ける訳には行きませんでした。

最初、その命令が下った時は頭が真っ白になりました。

もうその時は結婚していて、幼い子供が二人いましたから、断ってやめる事もできませんでした。

 

でもなんとか乗り切れたのは、自分なりの吃音克服法を実践してきたからだと思います。

それと先ほど述べた、電話吃音センターの望月先生の指導が大いに役立ちました。

次にその大事な点をまとめてみました。何かの参考になれば有りがたいです。

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吃音改善法についてはこちらの吃音改善方法①|吃音を忘れるにまとめました。ぜひご覧ください。

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いずれにしても吃音はすぐには治らないしつこいクセだから、一気に治そうとしないで、少しずつ一歩一歩前進させるしかないです。

そして多少失敗しても、”それも自分自身なのだから”と割り切ってうまく付き合うしかないと思います。

 

以上。

頂いた体験談を読んで思ったこと

学校の本読みが苦痛なことや、電話で苦戦するような経験は吃音者なら誰しもある経験だと思います。

それを乗り越え、今では電話が大好きになってしまったというのはとても感心しました。何度か高橋さんとお電話させて頂いているのですが、本当に落ち着いて話されているなと感じます。

吃音とうまく付き合うしかないと仰っていますが、本当にその通りだと思います。いくら嘆いても現実は変わらないので、吃音を認め、どう対処していくかを考えていく必要があると思います。

 

高橋さんは体験談の他にも、改善法を教えてくださりました。

詳しくは吃音改善方法①|吃音を忘れるにまとめてありますので、ぜひ読んでみてください!

 

最後に、体験談や吃音の改善法を非常に細かく、わかりやすく文字に起こして頂きありがとうございました。大変感謝しております。

一人でも多くの吃音者が救われることを願っています。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!








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